2年生から
1年生からの授業の点が、
いま面となって
つながってきた
Honma Marika
本間 茉立夏
教科の枠を超えてクロスして行われる授業なのですが、正直1年生のときはなんだかあまりわかりませんでした。どうしてこんな授業をやっているのだろう?と思ったりしていました。先生は、とても工夫して私たちにさまざまな課題を与えるのですが、知らない言葉も多く「?」と思いつつ頭をひねる=頭を使っている授業という印象でした。
でも、それが2年生になってわかってきました。今までしてきた授業や勉強がつながってくるのです。考えるばかりだった授業が現場でこう役に立つのだと実感でき、これがこの授業の意味だったのです。
患者さんが10人いれば、同じ病気でも感じ方や症状は十人十色のはず。そんな場面での看護師の役割を考えるための授業だと思います。
授業で生徒同士や先生との演習は経験していました。その経験は、もちろん大切なのですが、想像以上に授業と臨床は全く違う緊張感のある3週間でした。そういう緊張感を初めて味わったこと、そして実際の患者さんを目の前にして、全く動けない経験もし、自分の無力さを感じたことが大きな収穫でした。
さらに、どういう看護師になりたいのか、を深く考えるきっかけにもなりました。これまでは、人助けという側面が大きかったのですが、もっと患者さんの“心”に寄り添いたいと思うようになりました。
現場は勉強した通りばかりではありません。でも、勉強したこと一つひとつがつながって現場で役立つことも体験した今、勉強と実習の両面から、理想の看護師を目指したいと思います。